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ネットワーク関連の技術検証のメモ、ネットワーク製品動向、投資のこと等を気が向いた時に書くかもしれません。

Zoom Q2-2021(FY22)決算そして売却そして振り返り

IPOのタイミングから抱えていたZoomの株をとうとう手放すことになった(全売りはしていない)。

いわゆる良い決算ではなかったという理由。 良い決算=EPS、売上高、ガイダンスの結果がコンセンサス予想を上回る決算。 これを一つでも外すと悪い決算となる。

※来期のEPSの見通しが悪い。

大幅に枚数を減らしたので今までの振り返りも兼ねてメモにする。

最初の購入タイミング(2019/4~)

購入したきっかけだが、もともとIPO前からZoomについては知っていて、お試し的に使ったこともあったとういことと、 非IT系の人も簡単で使いやすいWeb会議ツールだという生の声を身近で聴けたこともあり、多少持ってたら面白いかな?ということで購入。

2019年の4月のIPOからZoom株は購入を開始。 最初に購入したのはIPO当日に63ドルで購入していた。

その後6月に追加購入してからはしばらく株価も鳴かず飛ばずだった。 ただし、良い決算は連発していたので良い決算かどうかだけ確認して見守っていた。

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2019年のIPOから2020年の年末までのチャート

2020年前半そしてコロナショック

2020年の年始もIPO時と大差ない株価であった。思ったより上がらんなーと日々過ごしていたのだが、 時同じくしてCovid19のニュースが世界中で報道されていた。1月の時点ではなんとなくこれでリモートワークが流行りだしてZoomの株とか上がるかもなーという 漠然とした感覚でいた。

そして2月の時点で急に株価が上昇し始めた。 これは株を買い増すチャンスか!?と判断。当時の自分はいわゆる高配当株とIT系の株を持っていたのだが、高配当株に見切りをつけ始めていた。 1月にたまたま複数の高配当銘柄を全売りしていたため、そこにあったキャッシュを利用して追加購入。これが2月5日。

その後、2月末から3月にかけてコロナショックで全体的に株価が大暴落していた。当時自分手持ちの株の中では絶対の信頼感のあったマイクロソフト等も下がっていた中、 Zoomだけは(下がる日もあったが)伸びて行った。

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2020年年始から2020年3末までのチャート

2020年4月-9月

4月はZoomのセキュリティに関する問題(Zoom Bombing等)が頻発し、一時期株価を下げたがここは今思えば絶好の買い場であった。自分は購入しなかったが、 その後6月の決算後にさらに追加で買い増しを実施。そして2020年9月にはZoomはとんでもない決算を出した。一日で325ドルから457ドルまであがった。 グロース株が突き抜けるとこうなるのかーということを経験することができた。

www.nikkei.com

2020年9月以降

ただ、ここで阿波踊りを踊ってしまい、さらなる買い増しをしてしまった。今思うとこの買い増しはよくなかった。自分のリスク許容値を超えてしまっていた。 当初投資を始めた時はインデックス投資を多めに個別株はインデックス投資を超える枠は使わない(多くても6:4くらいかなと考えていた)と決めていただが、 (Zoomだけではなく)グロース株の上昇に目がくらんでしまっていた。

その後ZoomtopiaでのOn Zoomの発表等で株価はさらに跳ね上がり500ドルを達していた。

blog.zoom.us

思えば500ドル超えた時点で自分の投資ルールに立ち止まり一部利食いをするべきだったが欲には勝てず、 そのまま株を持ち続けた。

そしてその後、11月のファイザーのニュースでZoom株の風向きが変わることになる。 11月9日に500ドルあった株価が急落したのを覚えている。

www.bloomberg.co.jp

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2020年9月から2020年11月30日までのチャート

その後の11月30日の決算も好決算であったが、その後株価が500ドル代を戻すことなく、本日に至った。

japan.zdnet.com

良い決算を出し続ける限る保持するという大前提を守った上での2021年9月1日のZoom株の売却は自分のルールに即して今回売ったわけではあるが、 インデックス投資と個別株の割合をしっかり調整するというもう一つのルールを守らなかった結果、本来もっと高値で売れたタイミングを逃してしまった。

振り返り

今回の自分の振り返りとしては当たり前だろみたいな話が多いのだが・・・以下のようなところが挙げられる。

IPOしたての若い銘柄で面白そうなものがあった場合、自分なりに調べるなり使うなりして売買の確証を得る。
※銘柄の存在を知るきっかけはネットなり株のインフルエンサーなりから入手すればよいが、自分なりの買う理由を考えること。
②買い増しは自分のリスク許容値としっかり相談をする。一発逆転の大儲けを狙うと痛い目を見る。リスク許容値を超えた場合は利食いも考える。
※PFであまりに個別株が膨らみ過ぎると一日一日の値動きでストレスが貯まる
③その銘柄の良いニュースだけ探そうとするので悪いニュースも目を背けず見る。
※Zoomに関してはマイクロソフトのTeamsやCiscoのWebEx、GoogleのMeet等色々あったが、しっかり目を背けず見れていたかというと贔屓して見ていた部分もある。
※そうはいってもビデオ会議システムは参入が容易!!とかZoomみたいなものを作れる会社はいくらでもあるとかそういう意見は正直意味がわからなかった。

今後のZoom株の期待

IPO時から購入し、個別株投資で最も儲かった銘柄の一つということもあり、まだ全売りはしていない。 Five9買収やZoomPhoneの躍進もあり得ると思っているので今後のZoomについてはZoomtopiaの内容を確認したい。 決算を今回ミスしたこともありS&P500どうかなーと思っているのだが、そこもそれなりに期待して待ちたいと考えている。

blog.zoom.us

さいごに

コロナショックの時インデックス含め軒並み下落していた際に力強く上昇していったZoom株は非常に頼もしく精神安定剤にもなっていた。 グロース株の破壊力を知ったのもZoomのおかげなのでとても感謝している。63ドルから292ドルまで上がったんだから結果としてはオーライだとしたい。
最高値の568ドルで売れれば・・・一時期500ドル代での売りも考えたがその判断はできなかったなぁ・・・。さらに伸びるはずという願望、欲望には勝てませんでした。